「また感情に振り回されてしまった…」
「落ち込む自分が嫌い」「泣くのは弱いこと」
そうやって、感情を“敵”のように扱ってきた人ほど、
本当はとても繊細で、優しい感性を持っています。
でも──感情と戦うのをやめた瞬間から、
人生は少しずつ、静かに動き出すのです。
感情は、抑え込むものではなく「味わうもの」
私たちは小さなころから、
「泣かないで」「我慢して」「怒っちゃダメ」と言われて育ちました。
けれど、感情を抑えることが“正しい”とは限りません。
感情はあなたの中にあるナビゲーションシステム。
不快やモヤモヤは、心が「何か大事なものを見落としているよ」と
教えてくれているサインなのです。
感情を抑えるより、感情と折り合いをつける。
そのほうが、ずっと前に進める。
感情と戦っていた頃の私たち
HSP(繊細気質)の方ほど、周囲の空気や他人の感情に敏感です。
だからこそ、自分の感情まで受け止める余裕がなくなり、
「感じすぎる自分」を責めてしまいがち。
けれどそれは、感情が多いからではなく、
感情を扱う“器”が整っていなかっただけ。
戦う必要なんて、本当はなかったのです。
折り合うとは、「自分を置き去りにしない」こと
折り合いをつけるとは、感情を消すことではなく、
「いま、何を感じているのか」を見てあげること。
たとえば、怒りの下には「わかってほしい」があり、
悲しみの下には「大切だった」があります。
感情を掘り下げていくと、そこにはいつも「愛」がある。
だから、感情と折り合うとは、
自分の中の“愛しさ”を取り戻すプロセスでもあるのです。
感情と折り合う3ステップ
- 気づく:いま自分が何を感じているのか、名前をつけてみる
- 受けとめる:「そう感じている私がいる」と認めてみる
- 選び直す:その感情のまま動くか、手放すかを自分で選ぶ
この3つを繰り返すうちに、
感情は敵ではなく、あなたを導く味方に変わっていきます。
感情と仲直りできたとき、人生が軽くなる
感情を抑えると、人生は「正解探し」になります。
感情と折り合えるようになると、人生は「体験」になります。
その違いが、あなたの生き方を静かに変えていきます。
もう無理に前を向かなくていい。
感情と仲直りできたその瞬間から、
人生は自然と、前へ進み始めるのです。
🌿 感情と折り合いをつけたいあなたへ
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まとめ:感情は、あなたを乱すものではなく、導くもの。
感情と戦っていた時間も、あなたが自分を守ろうとしてきた証。
でも、もう戦わなくて大丈夫。
感情は、あなたの中にある人生の羅針盤。
その声に耳を傾けられるようになったとき、
あなたの人生は静かに、でも確かに動き出します。
感性を、力に。
Embraceがその変化を、ていねいに伴走します。
執筆:Embrace代表 フルカワエミ
HSP専門コーチ/感性プロデューサー

