「自分がやらなきゃ、みんなが困ると思ってしまう」 「なんで感謝もされず、むしろめんどくさがられるの?」
そんなモヤモヤを感じたことがあるHSP(Highly Sensitive Person)の方は、少なくないのではないでしょうか。
本記事では、HSPが「めんどくさい」と誤解されやすい背景と、そこから抜け出すための視点転換について、実体験を交えて解説します。あなたの感受性を守りながら、心の負担を軽くしていくヒントにしてください。
HSPは「わがまま」ではなく「責任感が強すぎる」
HSPは、他者や周囲に対して非常に真面目で、責任感を強く持つ傾向があります。
「誰かが困るなら自分がやらなきゃ」 「代わりがいないなら、私が引き受けよう」
そんなふうに、周囲に迷惑をかけたくない気持ちから、つい自分の限界を超えてしまうのです。
「めんどくさい人」と言われる背景にある“感情の暴走”
HSPは、本来はとても優しく、調和を大切にする気質です。 しかし、感情を抑え込み続けた結果、ある日突然「爆発」してしまうことがあります。
私ばかり頑張っているのに、感謝されない ・こんなに我慢してきたのに、報われない
これが、いわゆる“被害者意識”となって表出したとき、周囲からは「突然キレた」「扱いにくい人」と受け取られてしまうことも。
実体験に見る「抑圧」の限界と転機
筆者自身も過去、職場で似たような体験をしました。
同僚の代わりに休日出勤を繰り返していたのに、誰からも感謝されず、逆に「当然のこと」と扱われたとき。
ありがとうがないことに怒りが湧いた ・でも、それを表現できず自己嫌悪に陥った
この経験を通じて、感情を抑えるだけでは心が壊れてしまうと痛感したのです。
期待を手放すことで心が軽くなる
大切なのは、以下の3つを理解することでした。
- 他者と自分の価値観は違う
- 他者は自分の期待通りに動かない
- 他者はコントロールできない
「自分がやりたいからやる」と目的を切り替えることで、見返りを求めずに行動できるようになり、結果として心がずっと軽くなりました。
被害者意識からの解放が人間関係を変える
後に同僚が何気なく「いつも申し訳ない」と言ってくれた一言に、ハッとさせられました。
自分の「良かれと思った行動」が、相手にはプレッシャーだったかもしれない──
この気づきは、感受性の高さを活かして、人間関係を“支配”ではなく“相互理解”へと導くチャンスになります。
HSPが「めんどくさい人」から脱却するには
限界を迎える前に、自分の感情に気づこう ・期待と承認欲求を手放して、「やりたいからやる」に変える ・自分も相手もコントロールしない
HSPのあなたには、相手を思いやる力があります。 それを「我慢」ではなく「選択」に変えることで、人間関係も、心の在り方も変わっていきます。
「他人の目が気になって疲れてしまう」 「感情が抑えられず、自己嫌悪に陥る」
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そうは言っても、やる気が出ない時もあります。そんな時の対処法につきましては、別の記事で詳しくご紹介していますので、下記のリンクからどうぞ。
